情報INFORMATION

断熱性能

コラム

2019.11.18

主たる営業エリアである佐野市の夏場の気温は、全国でも上位に位置付けるほどの猛暑を記録するようになってしまいました。また、冬はマイナス7℃を記録するなど、気候変動は待ったなしで進んでいる状況です。
(栃木県は冬季のヒートショック死亡率が全国ワースト1位を記録したこともあります)

わが日本では、現在の発電エネルギーの主たる原料となる原油の、その殆どを輸入に頼っている状況で、外的要因による産出量・販売価格の手出しできない部分により、電気料金の高騰が家計を悩ませる要因の一つとなっており、従来の各部屋にエアコンを設置するなどといったスタイルが如何に無駄な出費を積み重ねることになるのか、言うまでもないかと思います。

また、先述の原油を始めとする化石燃料は、どう頑張っても今の埋蔵量が増えることはなく、いつかは枯渇してしまうのは間違いありません。

さらに、原子力発電に使用する「ウラン」や「プルトニウム」もクリーンなエネルギーではないと宣言されたにもかかわらず、世界各地で使用電力が増え始めると再びクリーンエネルギーに認定され直すなど、環境問題が取り残されて、目先の対処療法でしかなくなってきています。

そこで私ができることといえば、各部屋に1台ずつではなく。「一家に一台」のエアコン設置で済むような快適な住環境を造るために、「UA値※」で考えると「0.3w/㎡K」以下の性能を備えた住まいを提供していく事なのだと思います。


この「0.3w/㎡K」以下がどれくらいの性能かというと、平成28年省エネ基準における北海道での必達数値が0.46以下であり、より高性能の住宅を目指して発足した「HEAT20」におけるG2レベル(佐野市では0.46以下であり、北海道で0.28と北海道レベルに迫る数値)を達成できる数値となっています。

より少ないエネルギーで、より効率よく冷暖房エネルギーが行き届く住まいを提供できれば、お客様も家計に優しい住まいが手に入り、かつ自然と地球環境にも貢献できる、まさに「いいとこどり」となります。


さらに、全国には900万戸近くの空き家がある中、わざわざ新築をするのであれば、それは必ず価値のある尊いものでなくてはならないと思います。

それを踏まえると「断熱性能」は絶対に落とせません。

※UA値とは…住宅の内部から外皮(床・外壁・屋根・天井・窓等)を通じて住宅の外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。単位は「w/㎡K」で表され、数値が小さいほうがより高性能(熱が逃げにくい)です。

お問合せ

contact

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。