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気密性能

コラム

2019.11.18

気密性能が低い住まいは夏場の室内は蒸し暑く、エアコンでがんばって冷やそうとしても外部より湿った蒸し暑い空気がどんどん入ってきますし、冬場の室内はひんやりとした冷気に覆われ、暖房をつけても暖かい空気が建物上部(主に屋根付近)より抜けていき、床下よりマイナス温度にもなる冷たい外気が入ってきてしまう、不快な住まいとなってしまいます。


これではどんなに高額で高性能のエアコンを設置したとしても十分な性能を果たすことなく、無駄に高額な電気代を払い続けることになってしまいます。


さらに怖いのが、冬場における外気の過乾燥の空気と室内の湿潤空気が、隙間からお互いに移動しようとして壁の中や床下に入り込み、そこで結露を起こしてしまうことです。


そして「空気が動く」ということは、お金のかからない高性能の断熱材を無駄にしてしまうということです。
静止状態にある空気の熱伝導率は樹脂よりも低く、高性能断熱材に匹敵するほどに高性能なのです。

また、気密性が悪いと快適な空間を作る上でも欠かせない「換気」にも悪影響が出てきます。

確認申請を提出する際に換気計画書も併せて添付するのですが、せっかく換気計画を立てても気密性が悪いと、隙間から予期せぬ空気の流れができてしまい、換気扇本来の性能も発揮できませんし、計画通りの経路で給排気ができなくなってしまいます。


そうなると、室内の悪い空気(インフルエンザやコロナ、風邪などのウィルスやカビ・ホコリ・花粉など)も長期にわたって室内に留まる可能性も高くなり、安心であるはずの自宅の室内にいながら健康を害してしまいます。

これでは、折角の夢と希望を込めて建てた住まいが長持ちせずに腐っていったり、カビが生えたり、住む人が病気になってしまったりと台無しになってしまいます。


そこで、福田工務店では「C値※」を0.3㎠/㎡以下を標準とすることにし、室内環境を良くすることで住まいも住む人も健康に過ごせるようにと考えます。


※ C値とは…建設時や建設後に気密測定器を設置して、床面積1㎡あたりの隙間により把握できる数値です。単位は「㎠/㎡」で表され、数値が小さいほうがより高性能(隙間が少ない)です。

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